題目:ブラックホールの量子論
講師:飯塚則裕(大阪大)
日時::2024年6月20日(木) 13:15〜(1時間程度)
場所:理学部F214
概要:ブラックホールは極めて高密度な天体である。そのあまりにも強過ぎる重力のため に、一度ブラックホールのホライズンと呼ばれる境界より中に入ってしまうと、少なくとも古典力学の範囲では光でさえ脱出する事が不可能になる。この強力に曲がった時空に現代物理学の根本である量子力学を適用すると非常に奇妙なことが起こる。本談話会ではブラックホールの量子論に端を発したさまざまな理論物理学の豊かなアイデアの片鱗を少し紹介したい。